審査の流れ | インプラントセーフティーマーク 認定要件の概要 |
提出書類
審査を希望される歯科医院の方は、 以下書類のご提出をお願いいたします。 尚、自己調査票は、「自己調査票」の他に「設備環境図」「組織図」「診療所付近の環境地図」「自己診療所チェック表」の4つの添付資料がありますので、こちらの書類にもご記入をお願いいたします。また、「設備環境図」「組織図」には、サンプルを添付してありますので、参考にしてください。
審査認定に伴う費用
受審費用は一律\420,000(税込)審査員交通費別
NPO 法人歯科医療情報推進機構(以下「機構」といいます)は厳正なる審査を行い、下記要件を 具備している歯科医療機関に対してインプラントセーフティーマークの認定を行います。
評価基準と判定について
インプラントセーフティーマークの認定は、以下の5 つの基準に沿って現地審査を行い、その総合評価で行います。
マーク制定の背景
インプラント治療は科学的根拠に基づく成功率の高い治療法で、既に、歯を失った多くの方々がインプラント治療の恩恵に浴しています。 しかし、一方で治療をめぐる医療事故や、歯科医院による不適切な取り扱い事例、高額な治療費の請求をめぐるトラブルなども報道され、安全・安心に対する信頼に疑念を生じさせていることも事実です。これは一部の歯科医師がインプラントブームに便乗し、安易にその手法を取り入れて認識が低いまま治療を行っていること、管理機関の存在しない自由診療領域であることなどが原因だと考えられます。
もちろん、責任感のある歯科医師が安全・安心を呼びかけ、活動をしている現状もありますが、このままでは国民が安心してインプラント治療を受けられなくなってしまうかも知れません。
そこで、各歯科医療機関・歯科医師の自己責任に任せている現状を打破し、全国統一の安全・安心水準のガイドラインを創設し、このガイドラインをクリアーしているかどうかを第三者評価機関が厳密に審査し、クリアーしている歯科医療機関に認定証であるインプラントセーフティーマークを付与するという認定制度をスタートさせました。
マーク制定の目的・理念
「安全・安心なインプラント治療を
受けることが出来る日本」を作ることに邁進します。
特にインプラント治療については、進化を遂げ、様々な欠損症例に応用可能となったものの、症例毎に難易度は一様ではなく、治療も一様ではありません。また、顎骨の骨量が不足しているケースではフィクスチャーの埋入に先立って骨移植治療が必要になることもあります。治療期間が長くなるケースでは、それに伴い費用が加算されることも考えておくべきことです。
インプラント治療は従来の歯科治療の延長にはなく、より厳密さが求められる治療法であるため、インプラントセーフティーマークが、
歯科医療機関に対しては
施術者の知識・技術はもちろん、スタッフや施設設備など様々な環境、患者とのトラブルを未然に防ぐためのインフォームドコンセントの重視など、信頼出来る医療の提供を通して地域社会に貢献していることの証になり、
国民に対しては
自分の責任で行う自由診療において「正しい判断が出来る」よう、インプラント治療の基本的知識や、安全・安心な歯科医療機関を知って頂くなど、正確で信頼出来る情報を提供することに繋がるようにしたいと思っています。