歯科医療情報推進機構は、歯科医院審査・認証する、初の第三者評価機関です。

在宅療養支援歯科診療所(歯援診)とは?

歯援診

2025年には、国民の約5人に1人(18.1%)を75歳以上の後期高齢者が占めるとされています。
 このことは、歯科治療の需要が、う蝕に対する形態回復から、摂食嚥下障害への対応など口腔機能の維持・回復へと変化していくことを示しています。
 より一層の高齢化が進行する中で、医科医療機関や地域包括支援センター等との連携を図り、在宅または介護施設等における療養を歯科医療面から支援するのが在宅療養支援歯科診療所です。
 在宅療養支援歯科診療所には「在宅療養支援歯科診療所1」と「在宅療養支援歯科診療所2」、「在宅療養支援歯科病院」の3つがあります。

 在宅療養支援歯科診療所(歯援診)届出済歯科医院は次の基準を満たしています。

  • 歯科訪問診療の実績 (届出前1年間の実績) :18回以上
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  • 高齢者の口腔機能管理等に係る研修の受講歴等があること
    ※ 高齢者の心身の特性(認知症に関する内容を含む。)、
    高齢者の口腔機能管理、緊急時の対応等に関する内容を含むものであること。
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  • 歯科衛生士を配置していること
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  • 患者からの連絡と歯科表門診療に迅速に対応できる体制が整えられていること
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  • 在宅医療を担う他の保険医療機関等からの歯科訪問診療の依頼実績
    (届出前1年間の実績):5回以上
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  • 保険医療機関、介護・福祉施設等との連携の実績が下記いずれか1つに該当すること

    地域ケア会議、在宅医療・介護に関するサービス担当者会議又は病院・診療所・介護保険施設等が実施する
    多職種連携に係る会議等の年1回以上の出席

    病院・診療所・介護保険施設等の職員への口腔管理に関する技術的助言や研修等の実績又は口腔管理への協力(届出前1年間)

    歯科訪問診療に関する他の保険医療機関との連携実績(年1回)

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  • 下記いずれかの項目に、いずれか1つ以上の算定回数(届出前1年間)があること

    在宅歯科栄養サポートチーム等連携指導料

    在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料

    小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料

    退院時共同指導料1

    在宅歯科医療連携加算1

    在宅歯科医療連携加算2

    在宅歯科医療情報連携加算

    小児在宅歯科医療連携加算1

    小児在宅歯科医療連携加算2

    退院前在宅療養指導管理料

    在宅患者連携指導料

    在宅患者緊急時等カンファレンス料

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  • 在宅歯科診療に係る後方支援の機能を有する別の医療機関(歯科医療機関)がある、
    若しくは後方支援の機能を持っていること
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