2025年には、国民の約5人に1人(18.1%)を75歳以上の後期高齢者が占めると推測されています。
このことは、歯科治療の需要が、う蝕に対する形態回復から、摂食嚥下障害への対応など口腔機能の維持・回復へと変化していくことを示しています。
より一層の高齢化が進行する中で、医科医療機関や地域包括支援センター等との連携を図り、在宅または介護施設等における療養を歯科医療面から支援するのが在宅療養支援歯科診療所です。
次のいずれにも該当し、在宅等の療養に関して歯科医療面から支援できる体制等を確保していること。
在宅療養支援歯科診療所1は、合計15回以上
在宅療養支援歯科診療所2は、合計10回以上
算定していること。
① 区分番号「I005」に掲げる抜髄及び区分番号「I006」に掲げる感染根管処置の算定実績が合わせて20回以上であること。
② 区分番号「J000」に掲げる抜歯手術の算定実績が20 回以上であること。
③ 区分番号「M018」に掲げる有床義歯を新製した回数、区分番号「M029」に掲げる有床義歯修理及び区分番号「M030」に掲げる有床義歯内面適合法の算定実績が合わせて40 回以上であること。ただし、それぞれの算定実績は5回以上であること。